ノミ・ダニ
ノミはどんな弊害があるの?
ノミは猫の体に寄生する代表的な外部寄生虫です。ノミが猫の体に寄生すると、かゆみのためにひっかいたりかんだりして皮膚炎を起こします。
ノミの唾液に含まれる物質によってアレルギーを起こすこともあり、背中から腰、尻尾のつけ根にかけて脱毛し、赤いブツブツができます。
また、大量にノミが寄生すると、吸血されて貧血を起こすこともありますし、条虫という内部寄生虫など多くの病気を媒介します。
猫だけでなく、飼い主を刺すこともあり、激しいかゆみや皮膚炎を起こすことも少なくありません。
愛猫と飼い主の健康や病気予防の観点からも、ノミを徹底的に駆除しましょう。また、ノミがいない場合でも寄生を避けるために予防対策を行ってください。
マダニの予防
猫に寄生する一般的なダニはマダニです。
マダニは草むらなどに潜み、猫の体にくっついて血を吸います。耳や顔など、皮膚が薄くてやわらかい部分に好んで寄生します。
わずか1mm程度の大きさですが、血を吸って200倍以上にも体がぱんぱんにふくらんで黒いイボのように皮膚にくいついています。口でがっちりと皮膚をとらえているので、無理に引きちぎると口の部分が皮膚に残って化膿してしまうこともあります。
体に寄生すると激しいかゆみを伴います。猫は自分でセルフグルーミングを行うので、マダニの寄生はそれほど多くありませんが、猫ヘモバルトネラ症という猫の赤血球を破壊する病気を媒介することもあります。
ノミ・ダニの駆除・予防方法
ノミ・ダニの駆除で一つ気をつけなければならないのは、ノミやマダニを見つけてもつぶさないということです。メスの成虫は体内に卵をもっていますので、つぶすと卵が飛び散ってしまうからです。
また、卵やサナギが落ちている可能性もあるので、部屋は隅々まで念入りに掃除することも大切です。
ノミやマダニの駆除・予防策には、効果的な方法がいくつかあります。駆除剤のタイプによって効果に違いがありますので、獣医師とも相談のうえ、愛猫に適した方法を選択してください。
予防方法
●フロントライン
皮膚の表面には皮脂層があり、外からの刺激を防ぐ役目を果たしています。
さらに、この皮脂層は皮膚に必要な皮脂と水分の蒸発を防ぐ役目をしていると同時に、洗剤や刺激性の物から皮膚を守っています。
投与後フィプロニルは、脂肪に富む体表や表皮に分布し、さらに皮脂腺に集まりプールされます。フィプロニルはそこから徐々に皮脂とともに皮膚や被毛上に 放出されノミ・マダニを接触によってすみやかに駆除します。このことにより長期間の持続効果が得られ、シャンプーや水浴の影響もほとんどうけません。
本剤はウサギはじめエキゾチック動物には絶対禁忌です。ウサギはじめエキゾチック動物には効能外使用になりますが、レボリューションがお勧めです。
●マイフリーガード(共立)
マイフリーガードはフロントライン同様、フィプロニルを含有しいるフェニルピラゾール系の外部寄生虫駆除剤です。ジェネリック品なため、マイフリーガードはフロントラインより安く購入できます。効果はフロントラインと比較実験では、同様の結果が得られています。
●レボリューション(ファイザー)
フィラリアの予防(犬猫)、成ノミ駆除、卵の孵化にも抑制(犬猫)、耳ダニ駆除(犬猫)、駆虫剤、回虫(猫)と幅広く使用できます。犬猫に使用する 場合は、ノミには良いがマダニには効用はすこし弱い薬剤です。(耳ダニは除く)マダニにはフィプロニール製剤をお勧めします。回虫は猫には良好ですが、犬 は落ちない場合もあります。
犬猫用ですが、この薬剤はエキゾチックにも比較的安全に使用できます。ウサギのツメダニ・ズズキダニ。モルモッルト疥癬・カビアハジラミ。ハムスターのノミ・ニキビダニなどに使用されています。






